リフレドライショットは、コンクリート構造物の補修・補強に用いられる乾式吹付け工法の一つで、以下の特徴があります。

工法の概要:
- 乾式吹付け:
- セメント、骨材、混和材などを乾燥状態で混合した材料を、圧縮空気で吹付ける工法です。
- 吹付けノズル付近で水を添加し、材料を硬化させます。
- 専用材料「リフレドライショット」:
- 粉塵の発生を抑制し、リバウンド(吹付け材料の跳ね返り)を低減する特殊なプレミックス材料を使用します。
- 高強度で耐久性に優れた補修層を形成します。
- 耐酸性の高いタイプも存在し、下水道施設の補修にも適しています。
- 厚付け性能:
- 一度の吹付けで厚い補修層を形成できるため、工期短縮に貢献します。
- 最大200mmの厚付けが可能です。
- 圧送性能:
- 長距離圧送が可能で、広範囲の施工にも対応できます。
工法のメリット:
- 高い施工性:
- 粉塵やリバウンドが少ないため、作業環境が改善されます。
- 厚付けが可能で、工期短縮に繋がります。
- 優れた耐久性:
- 高強度で緻密な補修層を形成し、長期的な耐久性を確保します。
- 耐酸性タイプは、腐食環境下でも高い性能を発揮します。
- 幅広い適用性:
- コンクリート構造物の断面修復、ひび割れ補修、耐震補強など、様々な用途に適用できます。
- 下水道施設等の腐食環境にも適応できます。
主な用途:
- 老朽化したコンクリート構造物の補修
- 耐震補強
- トンネル、橋梁などの補修
- 下水道施設の補修
リフレドライショットは、高い施工性と耐久性を兼ね備えた工法として、様々なコンクリート構造物の補修・補強に活用されています。